推しが卒業したお話

推しが卒業した。


推しが卒業してしまったので今までの彼女とのあれこれや感想をまとめておこうと思った。
自分と相手がバレないように一部わかりづらい表記をしているところもある。あくまで自分用の日記なのでもし読んだ人がいても大目に見て欲しい。

 

 

彼女の存在に気づいたのは11月。

 


当時の主現場は専オタがおっさんだらけで何処となく辟易し、半年ほど様々な現場を渡り歩いた時期だった。
自分が怪電波を発していたのか、何故か興味あるアイドルは皆メンがヘラって辞めてしまうので次の現場を探していた。
「すでにメンヘラなら自分のせいではないよな」という理論でメンヘラっぽい自撮りウーマンをひたすらツイッターで探していた。

 

見つけた彼女は可愛かった。
アイコンから好みだったが、加工バリバリな自撮りに慣れていた自分は「加工がそんなにされていない」事に新鮮味を感じた。
しかもbioや発言内容から察するにどうやらアイドルをやるらしい。古参というだけでマウント取るオタクが苦手なので、自分が古参になってマウント取られないようにしよう。

今考えてもアホな理由だが、このアホな考えで今後一生忘れられないくらい脳味噌にへばりついて刻み込まれる思い出が沢山できる事になる。

 


ツイッターでやりとりを始め1週間。どうやら多少は仲良くなれたようだ。
彼女とやりとりを続けていくうちに、自分の仲良いオタクも彼女の存在に気づきだした。アホの友はアホしかいない。デビュー前から大量にアホな会話をさせられて大変だなと見ていた。しかしアホのあしらい方が上手い。こいつ絶対裏垢複数持ってるだろ。二時から四時はTLの進みが遅くなる。自分と彼女の会話でTLを埋めた。少し深い話もした。動いてる姿を見られるのはツイキャスだけだったし、声もそこでしか聞けない。そんな相手なのに不思議な距離感で1ヶ月程会話をしていた。
好きになってきたかもしれない。

 


12月
転機が訪れた。
リプ返に制約がついたのである。1つのリプに返せるのは1つ。それをリプで見た時の考えは「じゃあリプじゃなくID入力でよくね?」

結論から言うと正解だった。いわゆるズルをしている気持ちは無かったが、他の人に真似されたくなかった。単純に彼女といっぱい会話したいだけだった。

 

 

突然発表されたグループ名、メンバー。彼女から「お前が好きそうな髪色髪型いるから会ったらそっちに行っちゃうかも」と言われていたが、根がストーカーなので彼女しか見えなかった。この頃は完全に好きになっていたので普通にバンバン伝えまくっていたが、それが原因で信頼されていないところもある。言葉は難しい。これを読んだ人はここで「好きの安売りはやめよう」と思ってほしい。

 

メンバーの一人は別の活動もしてるらしい。たまたまツイートを監視されていたので挨拶がてらそのメンバーのイベントに行った。
一通り挨拶をした後は同じ現場に通う事になるかもしれないオタクの観察をする。各々好き勝手だ。なるほど。
と、ここでメンバーがもう一人と運営が顔出しにきた。挨拶。
イベント自体はよいものだったなぁ。と噛み締めながら会場を出ようとするとメンバーの一人が小走りで寄ってきて何かを話そうとする。聞く。「あんまり他の人にすきすき言うんじゃねーよ。って今日いないあの子からの伝言☆」

 

辛い。

 


発表されたプレお披露目。
やっと会える。やっと話せる。声を伝えられる。一ヶ月積もり積もった気持ちをどうアウトプットしよう。

前日にメンヘラ拗らせて出演しないとの発表。即鬱。
ただし会場に来てスタッフをする。チェキも撮れるとの情報。即躁。

会った。実際に会った時思ったのは「好き」の二文字。しかし初対面で言うのはあまりにもなぁ。悩んだ結果、イベント中ほぼ無言で見つめるというコミュ障拗らせて悟りを開いたような事になる。
凡チェキを撮り解散。
あ、予約特典ありましたね。はい。プレゼント詰め合わせね。「絶対人がいるとこで開けないで」え、怖い。あとで開けよう。

 

余談だが、たまに昔の話をするとこの時あまりにもコミュ障だから話しかけるのが大変だったと言われ笑われる。
辛い。

 

電車に乗る。人がいるとこで開けるなと言われても、中身の確認ならいいだろう。予約特典の手紙が入っている。だからか。
帰宅して開封。餅。は???クリスマスイブに餅て。ビスコ。強くなるしかないな。お手紙。エモい。

 

改めて思う。
困ったな。本当に好きになっている。

 

 

 

1月
一年の始まりは彼女からの年賀状だった。正確には年賀状からではないが、この話は後ほど。

まぁこれも予約特典などによるものだけれど、まぁエモを感じた。ボディミストがこぼれてシミが出来てた所などに笑える年賀状だった。
自分に時間を割いてくれる優しさに完全にオタクとしてのドュフ笑みをしながら年明けの瞬間を思い出す。

そう、今年の本当のスタートだ。
当時一定以上の興味を持っていたアイドル多数があけおめツイートをしていたので、当然のように見つけた順にリプを送っていく。もちろん今一番想っている彼女へにも。返事が来る。
「優しいから今年の初リプあげようとしたけどお前は他のアイドルに送るんだな。」


辛い。

 

そんなこんなでどことなく扱いに冷たさを感じつつも迫ってくるお披露目ライブ。彼女が「アイドル」としてステージに立つ瞬間だ。ライトを浴びて微笑む彼女を夢想しながら知り合いのオタク、フットワークの軽いオタクにひたすら宣伝をし続ける。もはや一種のスパムとなった自分は、お披露目に7人オタクを呼ぶことになった。
そんな動きをツイッターで見ていた彼女はすごくプレッシャーを感じていたようで、申し訳ない気持ちになる。結果として色々と良かったのだけれども。

 

 

お披露目ライブ当日
率直に言うと、対バンとしても異常な集客だった。
出番になった途端自分の連れて来たアホなオタク達で始まる垂直跳び選手権。正直なところ大変だった。怪我もなくライブを終えたことが奇跡なような運動量だった。
そんなわけわからん人種が目の前に沢山いるのはさぞ不快だったろう。メンバーごめん。
良い言い方をすると伸び代のあるステージを見て思ったのは「すごい失敗などがなくてまだ良かった。」というもの。楽曲、ダンス、歌唱力。全てにおいてもっと鍛えるべきと思った。事実この点に関してはメンバーも思っていたそう。
他人に勧められるものには今一歩届いていないものであった。
でも自分はオタクなので割と満足であった。
なんせチェキ撮れたしね。チェキ。
連れて来たオタク達みんなバラバラの子を一番可愛いと言っていてオタクは信用ならんと思った。

帰宅して読む彼女のブログ。そこには後悔と謝罪の言葉が並べ立てられていた。あぁ、もっとやれたんだろうな。そう思いながら語弊がないようなフワッとした感想を述べた。
思い返してみるとリーダーが発表されたり、発売が決まったCDに、今後一ヶ月の勝負でソロ曲やデュエット曲が収録されるメンバーが決まると発表があったり。むちゃくちゃに情報の多いお披露目ライブであった。

 

 

2月
今月はもちろんバレンタイン。
あと節分。
節分はライブ後オフ会があるとのことでウキウキしながら向かい、走るのに疲れたのでこっそり植木の裏で会話できたりした。節分終わり。
バレンタインはチョコ欲しいなぁと思ってたら予約特典でチョコと手紙がもらえることとなりハッピーな気持ちで行った。もらった手紙には「今年は何人のアイドルから個人的にチョコもらったの?」の言葉。実家から送られて来たチョコだけなんですが。
この辺で宿題チェキのクオリティが高いことが周りに広まるきっかけがあり、多少バズることもあった。みんなもっと見とけよと思いつつドヤ顔でTLを眺める日々。
そういえばこの辺りから前よりはステージがマシな日があるなと感じていた。少しずつでも成長していることと、勝負が前提にあったのでメンバー間で多少の心のズレがあったようだが、それを知らなくてもぎこちないやりとりをしていることはわかる程度にギクシャクしてる日もあった。


勝負の結果は一位ではなかった。

 

はい二月終わり。
と同時に一旦一区切り。

 


あまりにも長文になったので区切りいいところでメモとして投稿することにした。

当然ながらこの調子でいくと論文の文量になるのでとりたててメモしたい出来事と感情以外は省こうと思った深夜。